会社の手残り資金を増やす、たった一つの方法
どんなに売上が上がろうとも、
どんなに利益が出ようとも、
結局のところ、
会社の手残り資金が増えないことには、
経営というものは、
どこかで行き詰ってしまいます。
「売上は頑張って増やしている」、
「利益だってちゃんと出している」、
「なのに、なぜかお金が増えていかない」
と感じたことはありませんか?
実は、
会社の手残り資金が増えていくことと、
売上が増えることや利益が増えることは、
あまり関係がないのです。
それにも関わらず、
経営者の方は売上ばかりを、
気にして、追いかける傾向にあります。
こうなってしまったのも、
会社経営に関する間違った常識が
長い間信じられていたからでしょう。
常識と反して、
会社の手残り資金を増やすのに、
劇的に効果を発揮する方法があります。
それにも関わらず、
この”ある方法”に注目する人は、
ほとんどいません。
むしろ、目を背けていると言っても、
いいかもしれません。
その”ある方法”とは、
粗利の改善です。
「粗利改善だって!?そう簡単に言うなよ!」
という声が聞こえてきそうですが、
まぁ、ちょっと待って下さい。
簡単でないからこそ、
取り組む価値があるのです。
なぜなら、
”他の企業も、やってない”からです。
そして、粗利改善の方法は色々ありますが、
真髄はただ一つしかありません。
粗利改善の真髄、それは、
「いち顧客当たり利益を最大化する」ことです。
今日はひとつ、簡単な例をご紹介します。
皆さんは牛丼チェーン店で
牛丼を食べたことがありますか?
一般的な牛丼チェーン店での、
並盛1杯の値段は380円です。
では、並盛1杯あたりの利益は、
いくらでしょうか?
なんと、たったの5円なんです!!
「たった5円で儲かるのか!?」
という声が聞こえてきそうですが、
実は儲けるための種もシカケもあります。
それは、トッピングの玉子です。
トッピングの玉子は1個50円ですが、
その利益はなんと40円なんです!!
それでは、粗利率を計算してみましょう。
<牛丼のみの場合>
[利益]5円÷[牛丼1杯の値段]380円
≒1.3%
<トッピングの玉子をつけた場合>
[利益](5円+40円)÷[牛丼と玉子の値段](380円+50円)
≒10.4%
なんと、粗利が約10倍になってしまうんです!!
「な~んだ、単なるセット販売でしょ?」
とか、
「な~んだ、バックエンド商品を売るんでしょ?」
と思った方は注意が必要です。
なぜなら、
「知っていること」と「できること」とは、
まったく別問題なのです。
試しに、考えて頂きたいのですが、
今のような計算をしっかりとして、
販売戦略を立てている会社が
どれくらいあるでしょうか?
既にお取引のある既存客が100人いるとして、
その100人に対して、次の商品を、
1年間で何回ご提案しているか?
その商品を100人の内、
何人が購入しているか?
このようなデータをしっかりと取って、
販売計画を立ててますでしょうか?
仮に100人中20人が購入するとしたら、
それを1回ではなく、2回提案するだけで、
売上は2倍になります。
※売上”高”ではないので、要注意
データをもとに、
目標を立て、計測して、改善する・・・
このPDCAサイクルをしっかりと回して、
効率的に粗利改善したいものですね!
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