売る値段の影響は3割
利益を出すために、
よく「経費を削減しましょう」
といいますが、正直もう無理ですよね?
もうこれ以上経費削減なんかはできない!
でも、利益はもっと出したい!
こんな悩みはありませんか?
ほとんどの会社は、
圧倒的に利益が少ないため、
手残り資金が
貯まっていかない状況にあると思います。
これは、長引いた不況のため、
安売り競争が当たり前になり、
どの会社も販売価格が安くなりすぎたために、
招いた状況です。
では、どうやったら、
元のように高い値段で
売ることができるのでしょうか?
もちろん、販売価格そのものを
値上げするのも一つですが、
一人のお客様に継続して、
たくさん購入して頂くことも
一案です。
「縦に長く」がダメなら、
「横に長く」作戦です。
さて、人間が継続して
購入してしまう性質のひとつに、
「常習性」があります。
いわゆる「やみつき」というヤツですね?
皆さんは、吉野家の牛丼に、
真っ赤になるほど紅しょうがを
乗せている人を見たことはありませんか?
あれは、最初から真っ赤っか状態に
なってしまったわけではなく、
最初は少しの紅しょうがだったのです。
それが刺激に慣れてきてしまい、
どんどんエスカレートして、
最終的に真っ赤っか状態に
なってしまうんです。
この根底にある心理は、
「満たされない」気持ちです。
最初は少しの刺激でよかったのに、
だんだんそれでは
満足できなくなるんですね。
では、この「満たされない」気持ちを
どのように集客に使うのでしょうか?
「冗談じゃない!顧客満足が大事だろ?」
こんな声が聞こえてきそうですね。
実は、最初から満たすべくゴール設定をして、
その後、ゴールのはしごを外すのです。
典型的なものが、
コレクションビジネスです。
あなたが好きな
アニメのキャラクターのグッズを
コレクションしているとしますね。
「あと1つで全部制覇だ!」と、
やっとの思いで集め終わりそうな時、
また新たにグッズがリリースされたら、
もう、途中でやめるわけにはいきませんよね?
「集めさせる」
⇒「ゴール間近で、また新たなゴールができてしまう」
これが常習性をもたせるコツです。
この気持ちを上手く利用したビジネスですね。
参考にして頂ければ幸いです。