空気にカネは払いたくない!!家賃を節約する逆転の発想
私がよく行くバリ料理のお店。
「冷やし中華、始めました!」ではなく、あることを始めました。
その話をする前に、会社経営、特に飲食店で重たく大きい経費とは何でしょう?
数ある経費の中で、圧倒的に重たく大きい経費は人件費と家賃の2つです。
水道光熱費や通信費などの経費はそこまで大きくはないので、経費削減だと言って、これらの経費を一生懸命節約しても、焼け石に水。
たいして会社経営は楽にはならないのです。
よく会社で、「オフィスの経費削減をしましょう!」というスローガンのもと、コピー用紙の裏紙を使用したり、こまめに電気を消したり・・・などということをやっている会社がありますが、これは社員が疲弊するだけで、ほとんど意味がありません。
(もちろん、地球環境には良いのですが・・・)。
それでは、人件費はどうでしょう?
飲食店であれば、アルバイトのシフトを綿密に計算して組んだり、店内の配置やオペレーションを見直して、業務効率化を図ることにより、多少削ることができるかもしれませんね。
しかし、まさか時給を下げたり、社員の給与カットをするわけにはいきませんので、
大幅に人件費を削減することは難しいかもしれません。
そこで、家賃はどうでしょうか?
大家さんとの交渉で多少下げることはできますが、やはりこれも大幅に削減というわけにはいかないようです。
しかし、ここでもう一度考えて頂きたいのです。
通常の事業会社であれば、土日は休みですよね?
平日も9:00~18:00が営業時間だった場合、それ以降、夜から朝にかけてはオフィスを使用していないわけです。
飲食店の場合、定休日はもちろんのこと、営業時間はもっと短いですね。
ランチの時間帯の大体11:00~14:00くらいと、
夜の17:00~23:00くらいでしょうか?
するとそれ以外の時間は使っていないわけですから、空気にお金を払っているのと同じわけです。これはもったいないですよね?
ここで考えなくてはいけないのは、「その支払っているお金(コスト)に対して、いくらの売上を生み出しているのか?」という発想です。なぜなら、コストというものはすべて、売上を上げるために先行して支払うお金だからです。
ここで考えなくてはいけないのは、「その支払っているお金(コスト)に対して、いくらの売上を生み出しているのか?」という発想です。なぜなら、コストというものはすべて、売上を上げるために先行して支払うお金だからです。
ここで冒頭のバリ料理のお店の話に戻ります。
このお店はランチと夜の間のアイドルタイムを全く違うことに使うことにしました。
それは、ヨガ教室です。
そもそも、バリ料理店というだけでニッチなので、訪れる客層も、特にバリが好きという趣味趣向の強い人達なわけです。そして、バリはヨガが盛んなわけですから、バリが好きな人の中にはヨガが好きな人が少なくありません。
集客もグッドなわけですね。
そして、空いている時間にヨガ教室で売上を立てることができるわけですから、結果的に家賃を節約したのと同じこと。
言い方を変えると、空気に払っていたお金が、売上を作ってくれる「生きたお金」に変わるわけです。参考にしたい工夫ですね。