高久知丸【創業時の資金調達でビジネスを加速】

創業時において、一番重要な要素は、なんといっても資金繰りです。しかし、多くの方は資金調達についてノウハウや知識がないのも事実です。この時期に、いかに賢く資金を調達して、運用できるかが、その後のビジネス展開の明暗をわけます。

売りたい値段で売ってますか?

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 毎日まじめに頑張っているのに、どうも思うように利益がでない。

今期もなんとか黒字決算で終わったが、たいして儲かっている感じがしない。

黒字決算は続けているけど、税金払って、社会保険を払ったら残り資金は少なく、どうもお金が貯まっていっている感じがしない。

 

 このような悩みを感じたことはありませんか?

 

 実は、これは典型的な中小企業の経営に見られる現象です。

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 なぜ、頑張っているのに会社のお金が貯まっていかないのか?

その原因は大きく分けて2つあります。ひとつめは「値決め」、そしてもうひとつは「お金の借り方」です。

 

 特に「値決め」については、「値決めは経営」という言葉があるように、最重要事項であるにも拘らず、ほとんどの会社があまり深く考えずに価格設定をしていることが多いです。

 

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 あなたの会社にも、こんなことはありませんか?

 

 ・ただなんとなく販売価格を決めている

 ・同業他社や業界相場と同じくらいで値段設定をしている

 ・他社より安くしなければと思い、やや安い値段を設定している

 

 実はこれ、中小企業が陥る典型的な間違いです。なぜなら、このような価格設定は大企業のやる販売価格の決定の仕方です。

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 大企業は体力があります。そして知名度があり、資金力があります。そこで、同業他社より1円でも安く販売するという戦略がなりたつのです。安値販売に耐え得るだけの体力があると同時に、ボリュームディスカウントができるので、販売価格を下げても粗利を確保することが可能です。

 

 しかし、中小企業の場合、そうはいきません。当然ですが、安値競争に耐え得るだけの体力もありませんし、ボリュームディスカウントができるだけの価格交渉力や業務効率化を図ることは困難ですので、必要なだけの粗利を確保することが困難なわけです。

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 そこで、大企業とはまったく別の逆転の発想が必要となるわけです。

 つまり、高値販売です。

 

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 でも、「値上げしてお客様が減ったらどうしよう?」という恐怖から、なかなか値上げできないのが実情ですよね?

 

 もちろん、ただ値上げをするのではお客様が離れていってしまいますから、戦略的ではありません。中小企業が高い値段で販売するには、いくつかのルールを理解しておく必要があるんです。

 

 中小企業がお客様の心を掴んで、お客様の数を増やしながら高値販売をする「戦略的、顧客囲い込み術」については、こちら、

https://active-iweb.com/?page_id=12380

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