消費税増税に備えて、何をすべきか?
「ウチの会社は儲かって儲かって仕方がない」
「お金があまり過ぎて、寄付したいくらいだ」
という会社は、現代において少ないと思います。
「会社のお金って、なかなか増えないよなぁ」
「一応、利益は出ているけど、油断はできないなぁ」
「景気の流れが変わる前に何か備えておきたいなぁ」
どちらかと言うと、このようにお考えの方のほうが、
多いのではないでしょうか?
このような状況の中、私が気になっているのは、
来たる消費税増税です。
まず、事業者の方は強制的に納税が2%増えるわけです。
言い方を変えれば、キャッシュアウトが2%増えるのです。
では、その分を値上げできますか?
値上げした場合の顧客離れも気になりますよね?
または、
「駆け込み需要が起きるのではないか?」ですとか、
「その反動で買い控えが起きるのでは?」
という意見も聞かれます。
それでは、少し歴史に学んでみましょう。
なぜなら、「歴史は繰り返す」からです。
日本で初めて消費税が導入されたのは、
1989年の竹下内閣の時で、税率は3%でした。
導入後は「買い控え」が起こり、消費が冷え込み、
「失われた10年 」と呼ばれる、平成大不況を
引き起こしました。
さて、実は史上初めて、失業率が3%を超えたのは、
その直後の1995年のことでした。
次に消費税が増税されたのは、
1997年の橋本内閣の時です。
税率は5%に引き上げられ、
せっかく上向きになっていた景気に、
水を差す形となりました。
結局、「就職超氷河期」、「大手銀行の経営難」、
「ソニーショック」へと繋がったのです。
実は史上初めて、自殺者が3万人を超えたのは、
その直後の1998年のことでした。
主に中小企業の経営者だったと言います。
このように見ると、
今回の消費税増税も
楽観視できないのではないでしょうか?
しかも今回は時期が悪い・・・。
折りしも東京オリンピックが重なっていますね。
オリンピック終了後は、決まってその反動で、
「オリンピック不況」になるのは、
歴史のセオリーです。
では、来る不況に備えて何をすべきでしょうか?
それは、
(1)儲かる仕組み作り
(2)絶対に潰れない財務健全会社作り
の2つです。
実は「不況は最大のチャンス」です。
なぜなら、ライバルがどんどん消えて、
市場からいなくなるからです。
ですから、ライバルがいなくなった時に
一人勝ちできる企業になるよう、
今から「儲かる仕組み作り」を備え、
「絶対に潰れない財務健全会社」になっている、
ということが重要なんですね。
(1)儲かる仕組み作り
1.粗利ミックスで粗利額を増やす方法
2.高い価格でも買って頂ける道筋作り
3.繰り返しヒットさせる成功パターン構築法
この「儲かる仕組み作り」については、
こちらに書かせて頂きました。
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継続的に儲けるには、仕組み作りが大事 - 高久知丸【売上・利益創出ラボ】
(2)絶対に潰れない財務健全会社
1.本当に必要な利益と売上高
2.意識すべき「一人当たり純利益」
3.銀行借入のバランス
この「絶対に潰れない財務健全会社」についても、
別記事にてアップさせて頂きます。