なぜ、売上を増やすと、会社のお金は減るのか?
毎期売上を順調に増やしていっている会社が、ふとした時に疑問に思うことがあります。
「売上は増えてきているはずなのに、お金は全然増えていないのでは?」
と言う疑問です。こんな悩みはありませんか?
・右肩上がりで売上を伸ばしてきたはずなのに、なぜか利益はいつもスレスレの黒字
・税金や社会保険料を支払ったら、口座の残高が寂しいことになっている
・社員にとっては楽しいはずの給料日が、社長にとっては魔の日である
・トレンド変化に備え、新規事業を検討したいが、投資するだけの資金がない
実は、会社の経営という視点で見た場合、売上を伸ばしていっても、利益が増えるわけでも、会社のお金が増えるわけでもないんですね。
では、どうすればいいのか?それは粗利を増やすんです。
粗利を増やすとなると、特別な業務改善や取引先の抜本的な見直しが必要かと思うかもしれませんが、実はいたってシンプル。高い値段で売ればいいだけなんです。
ちょっと、想像してみてください。
・同業他社の値段を気にすることなく、自分の売りたい値段で思う存分売れる
・圧倒的な高い値段で販売し、圧倒的に高い利益の商品を売ることができる
・原材料の値上がりや人件費の値上がり、運賃の値上がりを気にする必要がなくなる
・自社の商品の価値を本当に理解してくれるお客様に、好きな値段で売る
・こちらから売り込まなくても、お客様の方から「売って下さい」と頼まれる
こんな会社経営に生まれ変わったら楽しいですよね?
実は、商品には「売っていい値段」と、「売ってはいけない値段」があるんです。
では、会社がしっかりと儲かり、お金が増えていくために売るべき値段は、どうやって決めたらいいのでしょうか?それには、守るべき2つのポイントがあります。
1.貯めたいお金から逆算して事業計画を作る
2.お客様を集めることと販売することを切り離して考える
この2つにフォーカスしながら、「いくらで売ったら、会社にお金が増えていくのか?」、「同業他社より高い値段で売っても、お客様の方から売って下さい!と言ってくる営業戦略を立てるにはどうしたらいいか?を考えていくわけです。
しかし、これだけでは不十分です。これらを機能させるために、最後のシカケをする必要があります。
車で言うとギアをドライブに入れるようなものです。いくらエンジンがあり、ガソリンが入っていても、ギアがニュートラルのままだったら、車は動きませんよね?そのギアをドライブに切り替える方法をこちらに書きました。
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